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SEやITエンジニアに多い以外な転職理由とは!?

2018/01/22


「みんなの転職理由」をキャプテンITに聞いてみたの巻

いざ転職を考えたときに、他の人はどんな理由で転職しているのか気になりますよね。

ITエンジニアやSEという職種は、「腕一本で食べていく」プライドの高い職人気質の方が多く、他の職種と異なる独特の人間関係があります。

また、多重請負構造の中で必ずしも実力を反映した評価・待遇になっていない、という点も事情を複雑にしています。

こうしたITエンジニアやSEの転職理由は、どのようなものがあるでしょうか?
現役の転職エージェントである私が経験したナマの事情と、その傾向・対策を解説していきます。

ITエンジニア・SEの主な転職理由

今回はITエンジニアやSEがどんな理由で転職しているのか?というお話です。
実際転職を考える時にこんな理由で辞めていいのかな、なんて思ってる人もいると思うんです。

そうですね。実際よく相談されるのですが、辞める理由よりもこれから自分がどうなりたいか、という事の方が大切なんですよ。
今回は主な転職理由傾向対策についてお話しできればと思います。

失敗しない転職ができるよう、よろしくお願いします!

会社に対する不満による転職

ITエンジニアやSEが、転職理由(辞めたい理由)として挙げるもののトップが、会社の事情です。

これは、給与や有給休暇、福利厚生などの待遇面の問題と、エンジニアをバックアップしてくれる会社の組織体制の問題とに大きく分かれます。
それでは詳しく解説していきましょう。

■待遇面に対する不満

まず、圧倒的に多い相談が、「給与が上がらない」

給料が上がらないとやる気も上がらないですよね。分かります。

例えば、

■何年も同じプロジェクトに携わって、そのシステムに一番通じているのに、評価が低いまま
■いろいろなプロジェクトに携わって経験は積んだのに、下流工程が多かったため、給与に反映されなかった

といった理由が多いです。
その他には、

■客先の常駐のため、先方の都合で休日などに呼び出されることもあり、手当も付かないし有給などを取得しづらい
■3次請け、4次請けといった立場が多く、会社が弱体で福利厚生が薄かった

といった理由もありました。

う~ん、個人的には休日出勤で手当てが付かないのがツライかも。。
経験積んだのに給与に反映されないと辞めたくなりますよね。

傾向として圧倒的に多いのは、日本のIT業界が多重請負構造となっていて、率直にいえば、その犠牲になっているような立場の方が多いです。

いわゆる「協力会社」と呼ばれる会社に勤める方が多いのですが、協力会社の立場は弱く、何年も請負代金を据え置き、ときにはコストカットの対象になることもあります。
なので、請負構造の上部に転職が成功すれば、こうした不満が解消される傾向があります。

なるほど。上流工程に関わる会社に転職すれば待遇面も改善されやすいという事ですね。
転職の面談での対策とか教えてください!

転職対策としては、前向きな転職理由を作りやすいタイプの方です。
「もっと上流工程に携わる仕事がしたい」「エンドユーザーに近い立場で提案ができるポジションになりたい」といった、上昇志向を前面に出した転職理由で、面接には強気で臨んでいきましょう!

ポジティブな転職理由だし印象も良さそうですね!

■組織体制に対する不満

組織体制の問題による転職理由は多岐にわたります。

■改善提案しても全て却下。顧客にばかりペコペコ頭を下げて、社員の側を向いていない。
■社員のキャリアアップを考えてくれない。社内に教育体制がほとんど整備されていない。
■社長が社員を駒としか考えていない。客先との調整も現場に投げっぱなしで、全くフォローがない。
■発想が下請企業で、会社自体に将来性を感じない

といった理由が多いですね。

このほかには、

■社長が会社を私物化、赤字で従業員の給与はカットするのに、自分には百万単位で役員報酬を出している。

といった、経営者としてのモラルを疑うような話を聞くことも…。

社長が会社を私物化なんかは問題外ですが…、組織体制の不満はよく聞きますね。

組織体制に不満を持つ、ITエンジニアやSEは幅広く存在しています。

この背景には、IT業界のすそ野は広く経営体力の弱い中小企業が圧倒的に多いことが影響しています。
また、こうした中小企業は千差万別で、経営者個人の質によって組織体質が決まってしまう、という事情も影響しています。

組織体制の不満による転職の場合、なにか対策はありますか?

こうした理由による、転職活動での対策の要点は、単なる「前職批判」にならないように注意が必要です。

あなたが転職する先でも、多かれ少なかれ、組織的な問題は抱えています。
組織に責任転嫁するような表現は避け、「自分のやりたいことを実現できるフィールドを求めている」といった前向きな表現を心がけましょう。

分かりました。ネガティブな表現は避けて前向きな表現で転職理由を伝えるのが良いという事ですね!

仕事(業務内容)に対する不満による転職

仕事に対する不満については、「質」に対する不満と「量」に対する不満があります。
順番に見ていくことにしましょう。

仕事の「質」と「量」の不満ですか。お願いします。

■仕事の「質」(中身)に対する不満

顕著に多い例は、

■プロジェクトの大半が下流工程で、上流工程、エンドユーザーに携われるようなプロジェクトがほとんどない。
■元請けから与えられた業務指示書に沿って、作業者的に手を動かすだけの業務が多く、自分の創造性を発揮できない。
■COBOLなどの古い技術が中心で、最新のトレンドに合ったスキルアップが出来ない。

といったことです。
この他には、

■ネットワークエンジニアの仕事だが、信号機システムの監視などで、他に応用が利く技術ではない。
■監視業務が多く、技術的に求められる面が少なく、スキルが伸びない

といった不満も聞きました。

仕事の質(中身)に対する不満は、実は、大手~中小、上流工程に携わるエンジニアや職人芸を究めたプログラマーまで、幅広く存在しています

ITエンジニアやSEのスキルアップは、どうしても就いたプロジェクトの内容に左右されてしまうことが大きいため、人によって技術が偏りがちになるという問題を抱えています。

確かに就いたプロジェクトが自分の理想に近ければ、おのずとスキルも上がりそうですね。

個人的な問題として、「隣の芝は青く見える」といいますか、自分が持っていないもの、手に入れられないものを持っていることがうらやましく見える、それが現在の仕事の質に対するネガティブな不満として跳ね返っている面は否めません。

こういう仕事の「質」に対する不満の場合の転職対策はありますか?

転職理由としての仕事の質に対する不満は、技術者としてステップアップしたいという健全な動機から来る場合が多いので、ネガティブに考える必要はないと思います。
求めるスキルを得られる(発揮できる)場所を求めていることを率直に話すことが大切です。

なるほど、スキルアップしたい、スキルを発揮したいという想いは素直に伝えた方がいいんですね!

■仕事の「量」に対する不満

量に対する不満で圧倒的に多いのは、やはり「残業時間」「繁閑の差」です。

■残業時間が100時間を超え、いくらなんでもプライベートで何も出来ない。
■繁忙期は残業時間が80時間を超えることもあるが、暇なときは自宅待機を命じられることもある。

といった、他の職種にはなかなかみられない「極端さ」が特徴的です。

この業界は仕事量が多いのが当たり前、みたいな風潮がありますが残業100時間はイヤですね。
忙しい時と暇な時の差に対する不満もあるんですね。

これも背景にあるのはIT業界特有の業務事情で、プロジェクトの内容と進行段階によって業務量が大きく増減することがあります。

特にプロジェクトがいわゆる「炎上」した場合、閑散期に比べて極端に業務量が多くなる、いわゆるデスマーチとも言われる終わりの見えないエンドレスな作業に忙殺されるといった経験をすると会社のフォロー不足もあって、現職に対する不満が大きくなる傾向があります。

終わりの見えないエンドレスな作業、デスマーチ…。
想像しただけで目がくらんできました。
転職対策はありますか?

転職理由で「ヒマだったから」「忙し過ぎたから」といった理由を面接の場で素直に表現することはリスクが高いと思います。

面接官は、十中八、九「ウチも忙しいよ」と返してくるでしょうし、ポジティブに評価される転職理由ではありません。

仕事量に対する転職理由は伝えないほうが良さそうですね…。

むしろ炎上プロジェクトを経験した、ハードワークを経験したことを「良い経験だった」ととらえたうえで、別の転職理由を構築した方が面接を突破する「戦略」としては無難でしょう。

人間関係に対する不満による転職

人間関係に対する不満は、「転職理由」というより「辞めたい理由」といった方が近いかもしれません。
会社の待遇面と並んで、人間関係に対する不満は会社を辞めたい二大理由といって良いと思います。

内容はバラエティに富んでいますが、ほんの一部をご紹介すると、

■上司が人の意見を聞かない、独断専行で事を進めるため、部内に雰囲気を重い。人間関係もぎくしゃくしていた。

■待遇面が悪い事もあって、人の入れ替わりが激しい。信頼できる人が次々に辞めてしまい、社内で相談できる人がいなくなった。

といったもののほかに、セクハラやパワハラといった、メンタル面に支障を来すような転職理由を数多く聞くことがありました。

セクハラやパワハラも多いんですね。
デスクワークとはいえ、会社の雰囲気が良くないと働きづらいですよね。

傾向も原因も様々ですが、ITエンジニアやSEは自負心の強い職人気質の性格の方が多く、コミュニケーション力という点で他の事務系職種の方と比べ苦手な人同士でぎくしゃくしてしまう・・・、といったケースが多いように思われました。

僕もどちらかというと黙々と仕事したいタイプなのですごく分かります。
急に明るいテンションで声かけられても、同じテンションで返せないんですよね…。
転職対策はありますか?

人間関係による不満を転職理由として面接にストレートに出すことは、基本的に避けるべきでしょう。

人間関係の問題は、どんな会社でもついて回る問題だからです。

人間関係による不満を述べるより、「どんな組織環境ならばメンバーと協調して、自分のスキルを十分に発揮できるか」といった、「これから」に力点を置いた転職理由を考えるべきだと思います。

分かりました。自分の理想の組織環境を伝える事が大切なんですね!

転職理由を考える時の3つのキーポイント

以上のようなITエンジニアやSEの転職理由の傾向と対策を踏まえて、実際に転職活動に活かすための転職理由の作り方の3つのポイントを説明しておきましょう。

1.「辞めたい理由」と「面接で話す転職理由」は別のもの

会社、人間関係に対する「不満」で辞めたい理由と、面接で話す転職理由は別のものです。
転職理由は、面接官を納得させられる前向きなものを別に考える必要があります。

2.「これまで」ではなく「これから」に目を向ける

前向きなものを考える視点は、「過去に対する不満」に目を向けるのではなく、「これからどうありたいか、どういう環境で働きたいか」という「これから」に目を向けることです。
過去の経験はなるべくいい経験として消化しつつ、これからはもっとこうしたい、ああしたいといった発想を持つべきです。

3.できること/やりたいこと/やるべきことを考える

この際にはっきりさせることは、ITエンジニアやSEとして自分がどうありたいか、ということです。
その際に考えるポイントは、エンジニアとして「できること」「やりたいこと」「やるべきこと」と分解して考え、自分のありかたを具体的にイメージすることが大切です。

最後に

転職活動で、転職理由を話すことが苦手という方は多いと思います。確かに、生々しい事情を率直には打ち明けづらいですよね。

ただ、面接官はあなたの過去を穿り返すために、あなたを面接に呼ぶのではありません。未来の話をするために会うのです。

過去から逃げ出すのではなく、未来に踏み出すために前向きな考え方を転職理由で語っていただければと思います。
ぜひ、上記の3ポイントを参考にしてみてください。

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