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SEやITエンジニアが地方にUターン・Iターンで働くメリットとは?

2018/01/22


「SEやITエンジニアが地方にUターン・Iターンで働くメリット」をキャプテンITに聞いてみたの巻

SEやITエンジニアがUターン・Iターンで転職し、地方で働くケースも増えてきました。

10年前に比べてネット環境が進化し、クラウドによる技術革新や、ソーシャルツールによるコミュニケーションの充実で、地方にいても首都圏で働くケースと変わらないパフォーマンスをSE/ITエンジニアが発揮できるようになってきています。

一方で、せっかく地方にUターン・Iターンしようとしても、開発拠点が首都圏に集中しており、常駐先が首都圏に逆戻りしたり、地方企業で社内SEに転職したが、経営陣の低いITリテラシーに苦戦したり、といったケースもあります。

理想のUターン・Iターン転職はどのように実現できるのかを解説していきます。

地方にUターン・Iターンする働き方が普及してきた

今回は「地方にUターン・Iターンで働くメリット」というお話です。
僕も都内で働いているので、毎日の満員電車や高い家賃には正直うんざりしてきてるんです…。

実際そういった理由で、地方に転職しているエンジニアが近年増えてきているんですよ。
今回はそのメリットを、背景も含めて徹底解説していきます。

本題に入る前に、そもそも、なぜ地方にUターンする働き方が広まってきたのでしょうか。
その背景を探っていきましょう。

エンドユーザーとの物理的な距離がビジネスの優位性がなくなった

以前は、システム開発を大人数で頻繁に打ち合わせをするために、システム開発会社とエンドユーザーが物理的な立地で近い場所にある必要がありました。
しかし、現在ではskypeなどのチャットツールが発達してきたため、こうした問題は解消しています。

また、以前のIT産業は典型的な労働集約型産業(生産資本に占める資本の割合が低く、人間の労働力に頼る割合が高い産業のこと。)と呼ばれ、開発拠点に大勢のエンジニアを集めて開発する、という形が主流でした。
しかし、今後のIT業界は知識集約型産業になっていきます。
人の「頭脳」が集約できれば、場所は問われないという形が主流になっていくでしょう。

東京の住居コストも高いが、地方の値崩れが大きい

生活費に大きなウェイトを占めるのが家賃や水道光熱費といった住居コストです。

東京はまだまだ人口流入が続き、住居コストは高止まりの傾向にありますが、地方では住居コストの値崩れが非常に大きいです。

背景には、人口減少に伴う空き家の増加があります。約800万件とも推計される空き家の存在が、地方の住居コストをより大きく下げ、結果として生活費をラクにしてくれるのです。

クラウドソーシングビジネスが普及した

以前は、開発拠点を集約していることもあり、開発が山場に差し掛かるときに探す協力会社も首都圏、という形が一般的でした。

しかし、技術的にいえば、カッティングエッジな業務ではない限り、開発拠点の場所的制約を外して外注することが可能になりました。
特に大きなサポートとなっているのがクラウドソーシングビジネスの普及です。

リアルに対面することのないクラウドソーシングビジネスで大きなネックになっていたのが、与信(外注先の信用調査)と決済(支払い)の問題でした。
しかし、この部分をクラウドソーシング会社が請け負うことによって問題が解消されました。

東京はノイズと誘惑が多く、技術を極めにくくなった

一見、情報が集中している東京で生活した方が、最先端のIT技術に触れることができ、技術を極めることに有利なようにみえます。

しかし、実際には、その刹那、刹那において大量の有象無象の情報が流入しているだけで、それを系統立てて選別することに、時間と労力が大きく費やされているのが現実ではないでしょうか?

私の経験上も、地方のITエンジニアと首都圏のITエンジニアとの間に、大きな技術的落差があるようには思えません。
amazonのおかげで地方でも東京と同じ書籍が手に入りますし、ブロードバンド環境も普及。よく言われるのは、「アップルストアが遠くなった」ということくらいでしょうか。

それも、日本では福岡などの地方主要都市にはアップルストアがありますので、大きな問題にはなっていません。

一般的にいって、公式ドキュメントを読み込むことである程度のことが出来るプログラマーならば、地方移住しても問題なく仕事ができると思います。

今はチャットで仕事を進められるので、家賃が高い都内で仕事をする必要もなくなってきたんですね。

地方でUターン・Iターンする働き方のメリット4つ

上記のような背景を踏まえて、地方にUターン・Iターンして働く生活スタイルの大きなメリットの4点を考えてみましょう。

生活費が抑えられる

低成長下の日本にあって、今後、SE/ITエンジニアにおいても、高度経済成長期のような収入の倍増、といったことは望みにくくなっています。

とすると、健全なライフプラン・資産形成のためには、収入を増やすことより、支出を抑えることが重視されることになります。
こうした点で、地方は東京より圧倒的に優位性が高いです。

食費などの生活全般のコストが低いだけではなく、特に有利な面が前述したように住居コストが低いです。
東京で働くエンジニアが、収入そのままで地方移住し、家賃が半額なると言われたら、百万円単位で貯金できる方がごろごろいらっしゃるのではないでしょうか。

自然など周辺環境が良い

ライフプランの中で、結婚して子育て、といったプライベート面での充実度を考えると、都心とは違う空気や静けさのある地方は魅力的な移住先です。健康にも良い影響を与えるでしょう。

また、東京と違って治安も良く、子供への安全面の配慮からも、地方で子育てする有利さは無視できないものがあります。

満員電車や長時間通勤を避けやすい

労働環境の面からも、地方移住の優位性はあります。東京では、通勤に1時間~2時間かかり、往復で考えると1日の大きな部分を「通勤」だけに取られています。
地方では、これが分単位になるわけですから、労働面・健康面に与える影響は大きいといえます。

また現在、地方では職住近接、いわゆる「コンパクトシティ」構想を行政が積極的に推進しています。
代表的な例が福岡市で、LINE FukuokaやレベルファイブといったITベンチャー企業が集まり、政府から特区指定も受け、民間と行政が一体となったITエンジニアに優しい街づくりを推進しています。

地方の方がITエンジニアのレア度が高い

一定のレベル以上のエンジニアにいえるメリットですが、より多くの優秀なエンジニアがひしめき合う東京より、地方都市の方がITエンジニアの数が少なく、それだけ自身の優秀さをPRしやすいといえます。

求人面でもITエンジニアの需要が満たされていない地方都市は多く、条件面を含め、都心より魅力的な待遇を得られる可能性が高いです。

この点で注意していただきたいのが、転職活動での関係です。

よく誤解されるのが、地方で働く場合、まず真っ先に思い浮かぶのがハローワークや商工会議所などの公的機関でしょう。
しかし、これらの窓口では、一部の例外を除き、残念ながらあまり有望な転職先は見つからないでしょう。
行政も認識していて、最近では専門の事務職員を置くなどの対応が見られますが、有効な成果を挙げていません。

これに対し、最近では民間企業の転職サービスは著しい進化があります。

sibirePARAFTスタンバイといった転職サイトのほかに、ワークポートのような大手の転職エージェントが地方への転職サポートに積極的に力を入れていたり、リツアンSTCといった派遣会社も登場したりしています。
また、メイテックといった、老舗のIT派遣会社も地方での開発案件獲得に力を入れています。

待遇アップ・生活費半額になって人ゴミのストレスがなくなれば…、なんだか地方でも働きたくなってきました。

最後に

今までは、IT産業は典型的なブラック労働、3K(キツイ、厳しい、帰れない)労働だと思われてきました。
しかし、これからはIT産業こそがワーク・ライフ・バランスを実現できる業界と呼ばれるようになるかもしれません。

これまで徹底解説でご紹介したように、ビジネス面での進化や、政府・地方自治体が政策面で後押ししていることもあり、SE/ITエンジニアが地方にUターンして働くメリットは、今後ますます大きくなっていくでしょう。

エンジニアの側も意識が変わっていかなくてはならないと思います。
東京で働いてさえいれば、最先端の情報が手に入れられるわけではない、ということです。
そして、知識集約型産業へ変化するにつれ、エンジニアが自由に働き方を選べる時代が近いづいているということにもです。

-地方, 転職

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